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外壁からの雨漏りは赤外線カメラでわかる?外壁内部の水の通り道を見抜く判断基準
2026年06月13日(土)

愛知県名古屋市南区にて、外壁・屋根塗装・防水工事を行っております、
の近藤です!
雨漏りというと、屋根が原因だと思われがちです。
しかし実際には、外壁から雨水が入っているケースもあります。外壁のひび割れ、シーリングの劣化、サッシまわりのすき間、ベランダや笠木との取り合い部分などから雨水が入り、室内の壁や天井にシミとして出ることがあります。
外壁からの雨漏りで難しいのは、雨水の入口と室内に出る場所が一致しないことです。外壁内部に入った水が、柱や梁、下地材を伝って別の場所に出ることがあるため、表面だけ見ても原因を判断しにくいのです。
そこで役立つのが、赤外線カメラによる調査です。赤外線カメラを使うことで、壁や天井をすぐ壊す前に、湿気や水分が残っている可能性のある範囲を確認できます。
この記事では、外壁からの雨漏りが疑われる症状、赤外線カメラで確認できること、調査後の補修判断について解説します。
外壁からの雨漏りはなぜ見落とされやすいのか

外壁からの雨漏りは、屋根からの雨漏りよりも原因が見えにくいことがあります。
屋根の破損であれば、瓦やスレート、板金の不具合が原因として見つかることがあります。しかし外壁の場合、ひび割れやシーリングのすき間が小さく、表面からは問題が軽く見えることがあります。
また、外壁内部に入った雨水は、まっすぐ室内に出るとは限りません。
水は、
・外壁材の裏側
・防水紙の表面
・胴縁や下地材
・柱や梁まわり
・サッシまわり
を伝って移動することがあります。
そのため、室内のシミだけを見て「この真上が原因」と判断すると、補修箇所を間違えることがあります。
名古屋市では、強風をともなう雨や台風のあとだけ雨漏りするケースもあります。普段の雨では問題がなくても、横殴りの雨が外壁に当たることで、ひび割れや目地、サッシまわりから雨水が入り込むことがあります。
外壁から雨漏りしやすい主な原因
外壁からの雨漏りで多い原因は、次のようなものです。
外壁のひび割れ
モルタル外壁、ALC外壁、サイディング外壁などでは、経年劣化や建物の動きによってひび割れが発生することがあります。
細いひび割れでも、雨が当たり続ける面や風を受けやすい面では、水が入りやすくなります。ひび割れが表面だけで止まっているのか、内部まで影響しているのかを確認することが大切です。
シーリングの劣化
サイディングの目地やサッシまわりに使われているシーリングは、年数が経つと硬化し、ひび割れ、肉やせ、剥離が起こります。
シーリングにすき間ができると、そこから雨水が入り、外壁内部へ回り込むことがあります。外壁塗装を検討するときも、シーリングの状態を確認せずに塗装だけ行うと、雨漏りリスクが残ることがあります。
▼ALC外壁は吸水や目地劣化に注意が必要な外壁材です。ALC外壁の塗装時期やメンテナンスの考え方を知りたい方は、こちらもあわせてご覧ください。▼
ALC外壁はいつ塗装すべき?劣化症状とメンテナンス時期をわかりやすく解説
サッシまわりのすき間
サッシまわりは、外壁材、防水紙、防水テープ、シーリングなど複数の部材が重なる場所です。
この取り合い部分に劣化や施工不良があると、雨水が入りやすくなります。ただし、サッシ付近に症状が出ていても、侵入口がサッシそのものとは限りません。外壁のひび割れや目地から入った水が、サッシまわりに回り込むこともあります。
▼サッシまわりは、外壁からの雨漏りで特に見落とされやすい場所です。窓まわりの雨漏り原因と外壁との関係を詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。▼
サッシまわりの雨漏り原因とは?外壁との関係と再発防止の考え方
笠木・ベランダ・換気フードなどの取り合い
外壁からの雨漏りでは、部材同士が接する部分も注意が必要です。
ベランダと外壁の取り合い、笠木まわり、換気フードまわり、配管の貫通部、庇まわりなどは、雨水が入りやすい場所です。
こうした部分はシーリングや防水処理に頼っていることが多く、劣化すると雨水の侵入口になります。
外壁からの雨漏りを疑う症状

次のような症状がある場合は、外壁からの雨漏りを疑う必要があります。
・窓まわりのクロスが浮いている
・外壁側の室内壁にシミが出ている
・雨のあとだけ壁が湿っぽい
・サッシ下に水跡がある
・外壁の目地が割れている
・外壁のひび割れと室内のシミの位置が近い
・雨の日のあとにカビ臭さが残る
・強風雨のあとだけ症状が出る
特に「雨が止んだあとに症状が出る」場合は注意が必要です。外壁内部に入った雨水が、時間をかけて下地を伝い、あとから室内に出てくることがあります。
クロスの浮きやカビ臭さは、結露が原因の場合もあります。ただし、外壁のひび割れやシーリング劣化と同じ位置に症状が出ている場合は、外壁からの雨漏りも考えるべきです。
赤外線カメラで外壁内部の雨漏りをどう確認するのか
赤外線カメラは、壁や天井の表面温度を可視化する調査機器です。
外壁内部に湿気や水分が残っている場合、周囲と温度差が出ることがあります。赤外線カメラを使うことで、目視ではわかりにくい湿気の広がりを確認しやすくなります。
たとえば、室内の壁に小さなシミしか見えていなくても、赤外線カメラで確認すると、周囲に湿気が広がっている可能性が見えることがあります。
また、外壁内部を水が伝っている場合、赤外線画像では線状や面状の温度差として見えることがあります。サッシ上部から下へ流れている、外壁目地から横に広がっているなど、水の通り道を推定する材料になります。
ただし、赤外線カメラだけで雨漏り原因を断定できるわけではありません。
結露、断熱材、エアコン、日射、室内外の温度差などでも、赤外線画像に温度差が出ることがあります。そのため、室内側の反応だけでなく、外壁のひび割れ、シーリング、サッシまわり、笠木、ベランダなどの外部劣化と照らし合わせて判断することが大切です。
赤外線調査では、主に次の点を見ます。
・温度差が出ている場所
・温度差が線状か面状か
・室内のシミと位置関係が合うか
・外壁のひび割れや目地劣化と一致するか
・サッシや笠木などの取り合いと関係するか
・結露や空調の影響がないか
赤外線画像を単体で見るのではなく、建物全体の状態と合わせて考えることが重要です。
赤外線カメラ調査後の補修判断
赤外線カメラで湿気や水分の可能性がある範囲を確認したあとは、原因に合わせて補修方法を判断します。
軽微なひび割れや局所的なシーリング劣化で、内部への影響が少ない場合は、部分補修で対応できることがあります。
一方で、外壁全体の目地が劣化している、複数箇所にひび割れがある、塗膜の防水性が落ちている場合は、シーリング打ち替えや外壁塗装が必要になることもあります。
ただし、外壁塗装をすればすべての雨漏りが止まるわけではありません。
防水紙や下地、サッシまわりの防水処理、笠木やベランダの取り合いに問題がある場合は、塗装だけでは解決しないことがあります。
また、長期間水が回っている、カビ臭い、クロスの浮きが広い、何度も再発している場合は、必要最小限の開口確認が必要になることもあります。
赤外線カメラは、どこを重点的に確認すべきかを絞るためにも役立ちます。むやみに広い範囲を壊すのではなく、疑わしい場所を確認してから補修方法を決めることが大切です。
▼外壁塗装と防水工事は、建物の雨漏りリスクを下げるうえで一緒に考えたい工事です。外壁塗装と防水を同時に検討すべきケースは、こちらで詳しく解説しています。▼
外壁塗装と同時にやるべき“雨仕舞・防水”セット|予算内での優先順位
外壁の雨漏りでやってはいけないこと
外壁からの雨漏りが疑われるとき、原因不明のままコーキングを塗り足すのは避けましょう。
雨水の入口と出口を考えずに塞いでしまうと、水の逃げ道をふさぎ、内部に湿気を残してしまうことがあります。
また、室内側のクロスだけ張り替えるのも根本解決にはなりません。見た目はきれいになっても、原因が残っていれば再発する可能性があります。
外壁全体を塗れば必ず止まると考えるのも危険です。塗装で防水性を回復できるケースはありますが、雨漏り原因によってはシーリング、防水紙、サッシまわり、笠木、ベランダ防水などの補修が必要です。
まずは原因を確認し、必要な補修を判断することが大切です。
▼外壁のすき間やひび割れを見ると、コーキングで応急処置したくなる方もいます。ただし、DIY補修には注意点があります。コーキング補修の考え方はこちらもご確認ください。▼
外壁コーキング補修をDIYで行う方法と注意点
FAQ|よくある質問

Q.外壁からの雨漏りは赤外線カメラでわかりますか?
外壁内部に湿気や水分が残っている場合、赤外線カメラで温度差として確認できることがあります。ただし、赤外線カメラだけで侵入口を断定できるわけではありません。外壁のひび割れ、シーリング、サッシまわりなどの状態と合わせて判断します。
Q.屋根に異常がないのに雨漏りすることはありますか?
あります。屋根に大きな異常がなくても、外壁のひび割れ、目地の劣化、サッシまわり、ベランダや笠木の取り合いから雨水が入ることがあります。
Q.外壁の雨漏りは塗装すれば止まりますか?
塗装で防水性を回復できるケースはありますが、すべての雨漏りが塗装だけで止まるわけではありません。シーリング、防水紙、サッシまわり、笠木などの補修が必要な場合もあります。
Q.サッシまわりの雨漏りと外壁内部の雨漏りは違いますか?
サッシまわりは外壁雨漏りの入口の一つです。ただし、雨水はサッシ周辺だけでなく、外壁内部を伝って別の場所に出ることがあります。そのため、サッシ単体ではなく外壁全体の水の通り道を見る必要があります。
外壁からの雨漏りは、外壁内部の水の通り道まで見て判断しましょう

外壁からの雨漏りは、屋根からの雨漏りよりも原因が見えにくいことがあります。
外壁のひび割れ、シーリングの劣化、サッシまわり、笠木、ベランダ、換気フードなど、複数の場所から雨水が入る可能性があります。また、外壁内部に入った雨水は、建物の中を伝って離れた場所に症状を出すことがあります。
赤外線カメラを使えば、壁や天井をすぐ壊す前に、湿気や水分が残っている可能性のある範囲を確認できます。外壁内部の水の通り道を見立て、必要な補修や追加調査を判断するうえで有効です。
ただし、赤外線カメラだけで原因を断定するのではなく、外部点検や目視調査、必要に応じた散水調査と組み合わせて判断することが大切です。
外壁から雨漏りしているかもしれないと感じたら、表面だけを塞ぐ前に原因を調べましょう。
プロタイムズ名古屋南店/株式会社近藤では、赤外線カメラを活用し、外壁内部の湿気や水の通り道を確認しながら補修判断を行います。名古屋市で外壁からの雨漏りにお困りの方は、まずは現在の症状をご相談ください。
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