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屋上防水の費用相場|ウレタン・シート・FRPの比較と現場写真でわかる工法選び

屋上防水の費用相場|ウレタン・シート・FRPの比較と現場写真でわかる工法選び

愛知県名古屋市南区にて、外壁・屋根塗装・防水工事を行っております、

プロタイムズ名古屋南店/株式会社近藤

の近藤です!

屋上防水の改修は、「どの工法を選ぶか」以上に調査の精度が結果を左右します。

屋上は建物の中でも雨水がもっとも滞留しやすい箇所であり、わずかな排水不良や下地の含水が原因で、施工後に膨れや再漏水を起こすケースが少なくありません。そうなると、せっかくの工事がやり直しになり、費用も工期も倍増してしまいます。

私たち株式会社近藤では、まず「なぜ今の状態になっているのか」を丁寧に調べることから始めます。排水ルート、下地の含水量、立上りや笠木まわりの状態──それらを正確に把握することで、通気緩衝・シート・FRPといった工法の“適材適所”が見えてきます。

今回のお役立ちコラムではでは、名古屋市での屋上防水改修を想定し、代表的な3工法の費用相場・工期・保証を比較。実際の現場写真を交えながら、最適な工法の選び方を、専門業者としての経験をもとにわかりやすくお伝えします。

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屋上の費用・工期・保証の基本

屋上の費用・工期・保証の基本

屋上防水の計画では、“どんな材料を使うか”よりも“どう設計するか”が重要です。特に「排水経路」と「下地の含水状態」は、防水層の寿命を大きく左右します。

ここを正確に把握できていないと、施工後に膨れ・再漏水・層間剥離といったトラブルを招き、結果的に費用・工期・保証のすべてで損をすることになります。

成功する屋上防水計画のポイント

  • 排水ルートの再設計:ドレン位置・改修ドレン設置・勾配の有無を点検
  • 下地含水の測定:コンクリート・モルタルの含水率を確認し、通気緩衝の要否を判断
  • 端末・立上り処理の精度:笠木や手すり脚部など「弱点」部位を徹底的に封じる
  • 証と材料相性の確認:メーカー保証と現場施工保証が“重なる”形に整える
項目 内容 目安・注意点
費用 工法・下地・面積で大きく変動 100㎡で60〜110万円前後
工期 材料乾燥と天候に左右される 通気緩衝:約3〜6日/シート:約2〜4日/FRP:約2〜3日
保証 工法と材料メーカーに準拠 通気緩衝・シート:10〜15年/FRP:10年前後

現場を見ていると、「安い見積り」より「正しい診断」が結果的に安く済むケースがほとんどです。含水や排水の問題を無視して“密着工法で短期施工”を選ぶと、後に膨れが起き、再施工で倍のコストがかかることも。

だからこそ、まずは現状把握→工法選定→保証設計の順で計画を立てることが肝心です。

通気緩衝(ウレタン)

屋上改修の中でも、最も汎用性が高く、信頼性の高い工法がこの「ウレタン通気緩衝工法」です。下地と防水層の間に通気マット(絶縁シート)を敷き、脱気筒で内部の水蒸気を逃がす構造です。

これにより、下地が多少湿っていても膨れが起きにくく、安定した防水層を形成できます。私たちの現場でも、名古屋市内の築20〜30年の屋上では、ほとんどがこの通気緩衝工法を採用しています。とくにコンクリート下地で含水がある場合は、密着よりも圧倒的に再現性が高いです。

  • 施工日数(100㎡想定):3〜6日
  • 費用相場:㎡単価約9,000〜11,000円
  • 保証年数:10〜15年(メーカー保証+自社保証の併用可)

注意点は、下地の凹凸やクラック処理を怠らないこと。マットの下で段差が残ると、膜厚が不均一になりやすく、後の劣化スピードに差が出ます。

逆に言えば、下地処理と脱気設計がしっかりしていれば、通気緩衝は最も安心できる屋上防水工法です。

塩ビシート

「広い平場を早く仕上げたい」場合に選ばれるのが塩ビシート防水です。機械固定または接着によって広面積を均一に仕上げられるため、工期短縮とコストの両立が可能。材料そのものに防滑性・耐候性・伸縮性があり、紫外線や熱にも比較的強いのが特長です。

ただし、塩ビシートには施工精度の高い端末処理が求められます。
「シートを貼るだけ」と思われがちですが、実際は鋼板固定・立上りの溶着・溶剤処理と、細部で手間を惜しむと寿命が大きく変わります。

名古屋市のように夏場の温度差が激しい地域では、伸縮による端末の動きも考慮して、丁寧な溶着と端末鋼板の固定が不可欠です。

  • 施工日数(100㎡想定):2〜4日
  • 費用相場:㎡単価約6,000〜7,500円
  • 保証年数:10〜15年(仕様により20年保証も可能)

一度正しく施工すれば、メンテナンス性が非常に高く、トップコート不要で長期安定します。工期を短くしたい、広い屋上で一気に仕上げたい方には理想的な選択肢です。

FRP

FRP(繊維強化プラスチック)は、もともとバルコニーや小規模屋根向けに生まれた工法で、高強度・高密着が魅力です。硬化後は非常に硬く、歩行や荷重がかかる場所でもしっかり耐えられます。

一方で、100㎡級の屋上など広い面積では、臭気管理・温度管理・硬化ムラといった難易度が上がります。

当社ではFRPを、局所的な補修や屋上の一部改修(立上りや出入口付近)に採用するケースが多いです。新築時にFRPを使っていた建物では、同素材での重ね塗りや補修に適しています。

  • 施工日数(100㎡想定):2〜3日
  • 費用相場:㎡単価約10,000〜12,000円
  • 保証年数:8〜10年(部分補修ベース)

臭気対策としては、ノンスチレンタイプの材料を使用すれば居住環境への影響も抑えられます。FRPは「広範囲施工よりもピンポイント修繕で光る」工法。用途を見極めて使えば、最も美しく・硬く仕上がる防水層です。

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100㎡の屋上防水を想定した費用と選び方|数字だけで判断しないために

100㎡の屋上防水を想定した費用と選び方|数字だけで判断しないために

屋上防水の見積は、㎡単価×面積という単純な式では片付けられません。

実際には「下地補修の有無」「排水ドレンの数」「立上りや笠木の納まり」など、細部の条件で数十万円単位の差が生まれます。

だからこそ、数字はあくまで設計の出発点として捉え、現場診断で増減を確認しながら“意味のある費用”に変えていくことが大切です。

屋上は同じ100㎡でも、形状・勾配・使用頻度がまったく違います。名古屋市内の施工例を振り返ると、実際の見積は下表のように工法別の特徴と費用帯が見えてきます。

【比較表】屋上防水100㎡の参考費用と特徴

工法 費用相場(税別) 特徴 向いている建物 保証年数の目安
塩ビシート 約70〜90万円 広い面積を均一に施工でき、工期が短い ビル・倉庫・平屋屋根 10〜15年(高耐久仕様で20年可)
ウレタン通気緩衝 約95〜110万円 含水・膨れ対策に優れ、改修実績が多い RC造・陸屋根・築20年以上の建物 10〜15年
FRP 約100万円前後 高強度で歩行に強いが、広面積施工は難易度高 部分補修・屋上通路 8〜10年

この差は、下地調整・改修ドレン・脱気筒・端末金物といった付帯部の数と仕上げ精度で変わります。「安さ」ではなく「どこまで含んでいるか」を確認することが、失敗しない見積比較のコツです。

通しで見ればこう変わる!費用比較のリアルな内訳

同じ100㎡でも、

  • 改修ドレン:2箇所×12,000円=24,000円
  • 脱気筒:2基×12,000円=24,000円
  • 端末鋼板・役物処理:約10万円
  • 諸経費:約5〜7万円

これだけでおおよそ15〜20万円分の差になります。数字を見比べるときは、「一式」表記を細かく分解して説明してくれる業者を選ぶと安心です。

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FAQ|屋上防水の費用相場と工法選びについてよくある質問

FAQ|屋上防水の費用相場と工法選びについてよくある質問

屋上防水の改修を検討される法人様からは「どの工法がうちの建物に最適なのか」「見積の金額差は何によるものか」といったご質問を多くいただきます。

ここでは、名古屋市内で多数の屋上防水を手がけてきた立場から、工法の違い・費用・保証・施工時の注意点など、よくあるご質問を5項目にまとめてお答えいたします。

Q.強風でシートは剝がれませんか?

耐風圧設計(機械固定ディスク・端末鋼板・溶着)によって、風圧による剥離を防止します。施工前には必ず下地強度と端末部の固定方法を確認し、建物の高さ・立地に合わせた仕様を選定します。特に高層ビルや倉庫などでは、耐風圧試験値を満たす施工仕様書を基に計画を立てています。

Q.通気緩衝と密着の違いは?

密着工法は下地に直接防水材を塗布するため低コストで短工期ですが、含水があると膨れが発生しやすい点がデメリットです。一方で通気緩衝工法は絶縁マット+脱気筒により下地の呼吸を確保でき、含水や膨れ対策に優れます。改修工事では通気緩衝を採用するケースが多く、長期保証(10〜15年)も付けやすいのが特徴です。

Q.100㎡の屋上で、費用はどのくらいを見ておけばよいですか?

名古屋市内の事例では、塩ビシート:約70〜90万円、ウレタン通気緩衝:約100万円前後、FRP:約100万円前後が一般的な目安です。ただし実際の費用は、下地補修・改修ドレン・脱気筒・端末鋼板処理などの有無で変動します。必ず現地調査で数量と範囲を明確にし、内訳を可視化した見積書を確認してください。

Q.保証期間はどのくらいですか?

工法や材料メーカーにより異なりますが、一般的には以下の通りです。

工法 保証年数の目安 特徴
通気緩衝(ウレタン) 10〜15年 改修工事で最も多く採用される
塩ビシート 10〜15年(仕様により20年可) 広面積でも安定した施工が可能
FRP 8〜10年 小面積や局所補修向け

また、メーカー保証+自社保証のダブル体制を組むことで、長期的な維持管理にも安心です。

Q.工事中は屋上に立ち入れますか?

施工中は安全確保と施工精度の維持のため、原則として立入禁止となります。ただし緊急時や設備点検など必要な場合は、事前に施工管理者へご相談ください。工事後は安全確認のうえ、歩行可能な時期(硬化時間や仕上げ状態)をお伝えいたします。

Q.工事の適切な時期はありますか?

屋上防水は春と秋の気温・湿度が安定した時期が理想的です。ただし名古屋市では冬季でも気温10℃以上の日が続けば施工可能であり、ウレタンやシート材も低温対応型を採用すれば品質に影響はありません。降雨や強風の少ないタイミングで計画を立てることが、仕上がりの安定につながります。

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屋上防水の費用と工法選びは近藤に相談して“確かな判断”を

屋上防水の費用と工法選びは近藤に相談して“確かな判断”を

屋上防水の費用相場は、単に㎡単価だけで判断するものではありません。下地の状態、排水計画、立上りの構造、そしてどの工法を採用するかによって、最適な金額と保証条件は変わります。

プロタイムズ名古屋南店/株式会社近藤では、これまで名古屋市内で数多くの屋上改修・防水工事を行ってきた実績をもとに、現地診断→工法提案→保証設計までを一貫対応しています。お客様にとって最適な判断ができるよう、専門用語をかみくだいた説明と、明確な見積書で安心をお約束します。

ご相談の方法は以下の通りです。

  • ホームページのお問い合わせフォームからのお申し込み
  • メールでの資料請求・見積依頼
  • お電話での技術者への直接相談
  • 名古屋市内のショールームにて実際の材料や施工写真をご覧いただけます

屋上防水は建物の寿命を左右する重要な工事です。「費用感を知りたい」「うちの建物に合う工法を知りたい」という段階でもお気軽にご相談ください。

株式会社近藤が、プロとしての視点でコスト・品質・保証のバランスが取れた最適解をご提案いたします。

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