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外壁塗装の保証内容はどこまで必要?優良店と悪質店の“見極め方”を徹底比較
2025年12月01日(月)

愛知県名古屋市南区にて、外壁・屋根塗装・防水工事を行っております、
の近藤です!
外壁塗装は数十万円〜百万円規模の工事ですから「工事後にどこまで保証してもらえるか」は多くの方が気にされるポイントです。ただ実際の現場でお客様と話していると「外壁塗装保証内容比較」と検索しても年数ばかりが強調されていて、本当に大事な中身が分かりづらいと感じています。
保証は“年数の長さ”よりも“どこまで・どんな条件で・誰が責任を持つのか”が重要です。本稿では、住宅メンテナンスに15年携わってきたプロタイムズ名古屋南店株式会社近藤の代表として、外壁塗装の保証内容を比較するときに押さえてほしいポイントと、優良店・悪質店の見極め方をお話しします。
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外壁塗装の保証内容を比較するときに見るべき3つの基本軸

外壁塗装の保証内容を比較するとき、まず押さえてほしいのは「何年保証か」ではなく
①施工保証と製品保証の区別
②保証範囲と対象となる不具合
③地域性と塗料グレードに対して妥当な年数か
という3つの軸です。
ここが整理できていないと、数字だけが立派で中身が伴わない保証に惑わされてしまいます。名古屋市周辺の戸建ての場合、夏冬の寒暖差や日射、台風時の雨量など環境負荷も踏まえて判断することが大切です。
この章でまず全体像を整理するために、代表的な保証項目を表にまとめます。
| 比較ポイント | 内容の例 | 注意すべき点 |
|---|---|---|
| 保証の種類 | 施工保証/製品保証 | どちらが何年か明示されているか |
| 保証年数の目安 | シリコン系:5〜10年 フッ素系:8〜12年 無機系:10〜15年 |
地域の気候条件と整合しているか |
| 保証範囲 | 塗膜の剥がれ・膨れ・著しい変色など | 「美観のみ」か「防水性の低下」まで含むか |
| 免責事項 | 台風・地震・飛来物・構造欠陥など | 免責が多すぎないか、曖昧でないか |
| 手続き | 不具合発生時の連絡方法・対応期限 | 連絡期限が極端に短くないか |
施工保証と製品保証の違いを理解する
まず最初に整理したいのが「施工保証」と「製品保証」の違いです。施工保証は“職人の仕事”に対する保証で、塗りムラや密着不良による剥がれなど、施工の不備が原因となる不具合を対象とします。
一方、製品保証は“塗料メーカー”が出す保証で、指定条件を守って施工されたにもかかわらず、塗料そのものの不具合が起きた場合に適用されます。現場でよくある勘違いが「メーカーのカタログに○年耐久と書いてある=その年数まではすべて保証される」と思ってしまうケースです。
実際には、メーカー保証は指定施工店・指定仕様・所定の検査など多くの条件を満たす必要があり、一般の工事では“目安耐用年数”として扱うことがほとんどです。
業者選びでは
- 施工保証は何年か
- 製品保証の有無や条件はどうか
- 両者が書面で分かるようになっているか
を必ず確認すると良いでしょう。
塗料グレード・地域性から見た保証年数の“現実的なライン”
次に「何年保証なら安心か」という質問に現場感覚でお答えします。名古屋市周辺の戸建てで、一般的な窯業系サイディングに塗装した場合の“現実的な保証年数の目安”は次の通りです。
- シリコン塗料:施工保証5〜7年程度、製品保証は条件付きで7〜10年目安
- ラジカル制御型シリコン:施工保証7〜8年程度
- フッ素塗料:施工保証8〜10年程度、製品保証10〜12年目安
- 無機系塗料:施工保証10年前後、製品保証は10〜15年目安
ここで大切なのは「保証年数=塗料の寿命」ではないということです。例えば無機系塗料は15年以上持つと言われますが、シーリングや板金・下地の劣化など、塗膜以外の要因でメンテナンスが必要になることも多くあります。
ですから、私自身は「塗料グレードに対して明らかに長すぎる年数」をうたう業者には慎重になるべきだと考えています。特に、シリコン塗料で15年保証など極端な数字が出てきた場合は、細かい条件や免責事項を必ず確認した方が良いでしょう。
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外壁塗装保証の“落とし穴”と悪質パターンの見抜き方
外壁塗装の保証内容を比較していると「こんなに長く保証してくれるならお得そうだ」と感じる一方で、実は条件が厳しすぎてほとんど適用されない“絵に描いた餅”のような保証も存在します。
私自身、過去に他社での工事トラブルのご相談を受ける中で「保証があると言われていたのに、いざ不具合が出たら対象外と言われた」という声を何度も聞いてきました。この章では、特に注意してほしい落とし穴と、悪質パターンの見抜き方を整理します。
代表的な“要注意保証”の特徴を箇条書きで挙げると、次のようになります。
- 異常に長い保証年数なのに、具体的な対象範囲が説明されていない
- 契約書や保証書に「免責」「対象外」の項目が異常に多い
- 「毎年の有料点検」「指定業者以外での工事をしたら即保証失効」など縛りが強すぎる
- 保証の説明が口頭のみで、書面化されていない
- 実際の対応窓口や連絡方法が不明瞭
長期保証をうたう業者で必ずチェックしたいポイント
特に気をつけていただきたいのが
「外壁塗装20年保証!」
「半永久保証!」
といった極端なキャッチコピーです。長期保証そのものが悪いわけではありませんが、現実的に考えて“20年間一切の不具合を無条件で保証する”ことはほぼ不可能です。
私がご相談を受けたケースでは、長期保証をうたっていたものの、実際の保証書には「台風・地震・飛来物・構造上の問題・経年変化による汚れ・ヘアークラック」などほとんどのトラブル原因が免責として並んでいたことがありました。チェックすべきポイントは次の通りです。
- 「どの部位を」「どんな症状まで」保証してくれるのか具体的に書いてあるか
- 自然災害時の扱いが“全て免責”ではなく、火災保険との連携など説明があるか
- 施工後の定期点検が“有料前提”になっていないか
- 万が一の時の連絡先が会社固定電話・担当者携帯など複数提示されているか
長期保証を選ぶ際は、年数だけでなく「具体的な対応イメージが湧くかどうか」を基準にしてみてください。
免責事項・縛り条件で確認すべき具体項目
保証書で特に注意して読んでいただきたいのが「免責事項」と「保証が打ち切られる条件」です。ここにどれだけお客様目線の配慮があるかで、その会社の誠実性がある程度見えてきます。
例えば「他社で一部のみ補修した場合は該当部位のみ免責」と記載している会社と「他社で何かしたら全面保証打ち切り」としている会社では、考え方が大きく違います。
私自身は、現実的な住まいの維持を考えると、あまりに縛りが強い条件はお客様に不利だと感じています。
免責・縛り条件でチェックしたい項目を整理すると次のようになります。
- 「ヘアークラック」など軽微な症状の扱いがどうなっているか
- シーリング・付帯部・ベランダ防水など、外壁以外の部位の扱い
- お客様によるDIY補修や設備交換をした場合の影響
- 火災保険・地震保険を使った場合の保証継続可否
- 会社の倒産や事業譲渡時の保証引き継ぎの有無
これらが分かりやすい言葉で書かれているか、質問したときに丁寧に説明してくれるかどうかも、業者選びの重要な判断材料になります。
保証内容から“信頼できる塗装店”を見極めるチェックリスト

ここまでお読みいただいた方は「結局どんな保証を出している会社なら安心できるのか」を知りたい段階だと思います。
名古屋市を中心にお住まいを守ってきた立場からお伝えすると、信頼できる塗装店は「保証を営業トークではなく“約束と責任”として捉えているかどうか」に本質があります。
この章では、実際に現場調査〜見積り〜契約〜完工までの流れの中で、どこを見れば優良店かどうか判断しやすいかをチェックリスト形式でお伝えします。
まずは、業者選定時に使えるチェックリストをまとめます。
- 現場調査時に構造・下地・過去の工事履歴まで質問してくるか
- 見積書と一緒に「保証内容の説明資料」やサンプル保証書を提示してくれるか
- 契約前に、保証範囲・免責事項・点検スケジュールを文書で確認できるか
- 完工時に、保証書と一緒に写真付きの施工報告書を渡してくれるか
- 担当者が「何かあったらすぐ連絡してください」と自信を持って言えるか
現場調査〜契約までで確認したい保証説明の“流れ”
良い塗装店ほど、保証の話を「最後の最後のオマケ」ではなく、現場調査の段階からセットで説明します。
プロタイムズ名古屋南店株式会社近藤の場合、最初の現場調査で建物の状態を細かく確認し「この状態であれば、シリコンなら○年、フッ素なら○年ぐらいが妥当です」と、あくまで現実的なラインをお伝えします。
そのうえで「この保証内容であれば、名古屋市の気候条件や周辺環境を踏まえても責任を持てます」と説明し、見積書と同時に保証内容の一覧表をお渡しします。
ここで大事なのは「保証年数ありき」で話を進めるのではなく「お住まいの状態」と「塗料のグレード」から逆算して妥当な保証を設計しているかどうかです。
契約前に疑問点をすべて解消し、書面に落とし込む姿勢がある会社であれば、工事後の対応も期待できます。
プロタイムズ名古屋南店株式会社近藤の保証体制と他社比較のポイント
最後に、参考として弊社の考え方もお伝えします。株式会社近藤では「お客様へ優良な工事を提供し、お住まいをお守りし、安心をして頂く」という理念のもと、保証を“売り文句”ではなく“約束”として位置付けています。
例えば、外壁塗装では塗料グレードごとに現実的な施工保証年数を設定し、名古屋市周辺の気候条件や過去の実績データを踏まえて「責任を持てるライン」だけを保証として掲げています。
また、完工後には写真付きの施工報告書と保証書をセットでお渡しし、2級建築施工管理技士・外装劣化診断士などの資格を持つスタッフが点検・アフターフォローを担当します。
他社と比較される際は「保証年数の長さ」だけでなく「誰が・どの資格や経験をもって・どの範囲まで責任を持ってくれるのか」をぜひ比べてみてください。
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FAQ|外壁塗装の保証内容はどこまで重視すべき?プロがよくある疑問に回答

外壁塗装の保証について打ち合わせをしていると、多くのお客様から似たようなご質問を頂きます。
この章では「外壁塗装保証内容比較」で調べている方が特に気になりやすいポイントをQ&A形式で整理しました。
Q1.保証年数が長ければ長いほど良いのでしょうか?
必ずしもそうとは限りません。塗料グレードや建物の状態から見て、現実的でないほど長い年数をうたっている場合、免責事項が多かったり、実際にはほとんど適用されないケースもあります。大切なのは「年数」と「保証範囲」「条件」のバランスです。
Q2.メーカー保証と施工店の保証、どちらを重視すべきですか?
どちらも大切ですが、日常的に相談する窓口は施工店になります。メーカー保証は条件付きでの製品不良が中心になるため「困ったときにすぐ動いてくれる地元の施工店の保証」が実務上は重要です。
そのうえで、メーカー保証との連携がしっかりしている会社だとより安心できます。
Q3.保証書がなくても、口約束があれば大丈夫ですか?
口約束だけに頼るのはおすすめできません。担当者が異動したり退職したりすると引き継ぎが難しくなるため、保証内容・期間・範囲・免責事項は必ず書面で残してもらいましょう。
見積書や契約書とセットで保管しておくと安心です。
Q4.自宅の一部をDIYで塗り替えた場合、保証はどうなりますか?
DIY部分は保証対象外になることがほとんどですが、その他の範囲まで一律に保証打ち切りとする会社もあります。
どこまでが影響するのかは会社ごとに方針が異なるため、DIYを検討している場合は事前に相談のうえ、書面で確認しておくことをおすすめします。
Q5.将来、別の業者に頼んだら保証は全部なくなりますか?
「他社で何かしたら全面保証打ち切り」とする会社もあれば「該当部位のみ免責」という現実的な対応をする会社もあります。
保証書の「保証が打ち切られる条件」を必ず確認し、疑問があれば遠慮なく質問してください。弊社では、お客様の生活実態に合わせて、過度に縛りすぎない形を心がけています。
外壁塗装の保証相談は株式会社近藤へ|内容比較から一緒に整理しましょう

外壁塗装の保証は、工事が終わったあと何年も続く“お付き合いの約束”です。
プロタイムズ名古屋南店/株式会社近藤としては「とにかく長く見せる」ことよりも「名古屋市周辺の気候やお住まいの状態を踏まえ、責任を持てる範囲を正直にお伝えする」ことを大切にしています。
保証内容を比較している段階では、年数や金額だけが目につきがちですが、本当に安心につながるのは
「分からないことを何度聞いても丁寧に説明してくれるか」
「書面にきちんと落とし込んでくれるか」
「数年後も連絡が取りやすい関係を続けられそうか」
といった、人と会社の姿勢です。もし今「複数社の見積書と保証書を見比べてみたけれど、正直どこがどう違うのか分からない」と感じていらっしゃるなら、一度プロタイムズ名古屋南店株式会社近藤へご相談ください。
お問い合わせフォームから保証内容の比較相談をいただければ、現場調査の結果を踏まえたうえで、他社様のご提案も含めてメリット・デメリットを率直にお伝えします。
メールで保証書の写真をお送りいただき、文章の意味を一緒に読み解くことも可能ですし、お急ぎの場合はお電話でのご相談も受け付けています。
また「直接話を聞きたい」「実際の施工事例や塗料サンプルを見てから決めたい」という方は、ショールームにお越しいただければ、写真付きの施工報告書や実際の保証書サンプルをご覧いただきながら分かりやすくご説明いたします。大切なお住まいの将来を左右する外壁塗装だからこそ、保証内容でモヤモヤを残したまま契約してほしくありません。
保証の不安や疑問を一つずつ解消しながら「この会社なら任せても良い」と心から思えるパートナーを一緒に見つけていきましょう。
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