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外壁塗装と同時にやるべき“雨仕舞・防水”セット|予算内での優先順位
2025年10月25日(土)

愛知県名古屋市南区にて、外壁・屋根塗装・防水工事を行っております、
の近藤です!
外壁塗装と防水工事を同時に行う最大の利点は、足場を一度で共有し、工程と保証を一体化できる点にあります。別々に施工すれば、足場費や仮設の設置・解体コストが二重に発生し、結果として20〜40万円前後のムダにつながるケースも少なくありません。
名古屋市のように住宅密集地が多く、隣地との距離が近い環境では、仮設スペースの確保や騒音管理などの手間も大きいため、一度でまとめる“同時工事”が合理的な選択といえます。
株式会社近藤では、これまで戸建住宅・アパート・事務所ビルなど、さまざまな建物で外壁塗装+防水工事の同時施工を行ってきました。足場共用によるコスト削減に加え、塗装・防水・シーリングを一括で管理することで、保証の整合性と点検サイクルの統一を実現しています。
今回のお役立ちコラムでは、同時工事の具体的なメリットを数値データと施工事例の両面から解説。さらに、雨漏りリスクを抑えるための“雨仕舞”をどの順番で進めるべきか、外観と防水を両立させる段取りのコツも、名古屋の現場を知り尽くした株式会社近藤が詳しくご紹介します。
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同時工事のメリット

塗装と防水を別々に行うのではなく、足場を一度で使い切る“同時工事”にすることで、施工の質・コスト・管理のすべてが最適化されます。名古屋市では隣家との距離が近く、足場設置に関するご近所調整や騒音対策にも時間を要します。
だからこそ、一度の足場設置で外壁・屋根・防水まで完結させることが、最も効率的で建物にも優しい方法だと私は考えています。
私たち株式会社近藤では、これまで戸建・アパート・ビルなど多様な建物で、塗装と防水を一括施工してきました。経験上、同時施工は「コスト削減・品質安定・保証の一体化」の3点で確実なメリットを感じています。
足場コストの一本化
足場工事には、組立・解体のたびに運搬費・人件費・資材費がかかります。防水と塗装を別々に行うと、この費用が2回分発生してしまいます。
名古屋市内の30坪前後の住宅なら、足場費用は1回あたり15〜25万円が一般的。工事を分けると、単純計算で30〜50万円の重複コストが発生します。逆に、同時施工にすれば足場を1回で済ませられるため、その分が丸ごと節約になります。
加えて、足場があるうちに高所の付帯部(笠木・庇・雨樋・換気フードまわり)もまとめて整えることができ、後から「そこだけ再度足場を組む」というムダも防げます。
私が現場で感じていること
「同時工事の最大の利点は、“施工の流れを止めずに完結できること”です。足場を使いながら上から下まで一気に仕上げることで、仕上がりムラが少なく、工期短縮と品質安定が両立します。名古屋のように天候の変化が大きい地域では、この“スピードと一貫性”が建物を長持ちさせる鍵になります。」
保証・点検の一元管理
外壁塗装・防水・シーリングは、どれも経年劣化のタイミングがほぼ同じです。別々の時期・業者で施工すると、保証期間や材料仕様がバラバラになり「どこが原因なのか」「保証の対象はどこまでか」というトラブルが起きやすくなります。
同時施工なら、保証書・点検時期・写真報告書をすべて一本化できるため、10年後のメンテナンス時にも迷わず管理ができます。
私の会社では、塗装と防水を同時に施工したお客様には一体型の保証書とメンテナンスプランをお渡ししています。
💬現場主義の立場から
「保証を一体化しておくと、将来の点検や補修も“ワンストップ”で対応できます。別々の業者で工事すると、何か問題があったときに“どちらの責任か”でお客様が困ることが多い。私たちは“一社完結の安心”を提供するために、最初から全体設計でご提案しています。」
予算内での優先順位

限られた予算を効果的に使うには、どこを優先的に処理するか明確にする必要があります。私の基本方針は「雨を止める仕組みを先に整える→見た目と保護機能を仕上げる」の順です。
名古屋市は気温差・降雨ともに振れ幅が大きく、放置した微細な浸水が構造材の寿命を縮めます。まずは雨仕舞、次に外観と保護の強化へと段階的に投資すると、総コストと手戻りを同時に抑えられます。
まずは“雨仕舞”
雨漏りや浸水の兆候(壁のシミ、膨れ、目地割れなど)がある場合、防水工事を優先すべきです。外壁の塗膜は見た目重視ですが、構造体を守る雨仕舞の部分(立上り、取り合い、ドレンまわり)は、建物の安全性を左右します。
雨水浸入を防ぐ改修が先決です。具体的には、改修ドレンの設置、立上りの再防水、笠木・サッシ取り合いの再シール、通気緩衝システムでの膨れ対策など、原因に直結する工程から着手します。
ここでの投資は“見えにくい”部分ですが、将来の内装復旧費や再足場費の発生を未然に断ち、長期的なコスト最適化に直結します。
次に“外観と保護”
防水工事で水の道を断ったら、外壁の色味・質感を整えるための塗装・シーリング打ち替えを行います。
外壁がチョーキングや退色を起こしていれば、このタイミングで美観と保護を回復するのが効率的です。仕上げの色・艶は近隣景観や将来の汚れ目立ちを考慮して決定し、シーリングは可塑剤移行や相溶性にも配慮して材料選定を行います。
塗料は下地・既存塗膜との相性(溶剤/水性、弱溶剤の可否、付帯部金属との電食リスク)を仕様書で確認し、トップコートのメンテ周期を事前に設計しておくと、点検サイクルと保証の運用がスムーズです。
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【外壁塗装×防水】試算とスケジュール感
品質を犠牲にせず、効率を高めながら工程管理をするためにはコツがあります。足場・人員・材料の「同時化」によるロス削減が鍵です。
【別々施工VS同時施工】費用感を比較
別々に施工する場合は、足場を2回設置・解体する必要があり、そのたびに資材搬入や段取りの費用が重なります。1回あたりの足場費用が15〜25万円とすると、合計で30〜50万円ほどのムダが発生する計算です。さらに仮設期間が延び、近隣への調整や騒音対策などの手間も2回分必要になります。
一方、同時施工にすれば足場は1回で済み、工期も短縮できるため、総工費を数十万円単位で抑えられるケースが一般的です。加えて、付帯部をまとめて仕上げられるため、将来的に再び足場を組む必要がなくなり、建物全体のメンテナンスコストを大きく減らすことができます。
段取りのコツ
工事は基本的に「上から下へ」進めるのが鉄則です。たとえば屋根や笠木(建物の上部)から外壁、最後にベランダの立ち上がり部分へと作業を進めていくことで、上からの水の流れを順に止められ、やり直しが発生しにくくなります。
また、使う塗料や防水材の「性質(溶剤系か水性か)」を必ず確認し、相性が悪い組み合わせを避けることも大切です。シーリング(目地のゴム材)がしっかり硬化してから塗装を行うなど、正しいタイミングを工程表に明記しておくと安心です。
さらに、雨の日の作業ができないことも想定して「予備日」を入れておくこと、そして作業を一気に広げすぎず、確実に乾かしながら進めることが、仕上がりを安定させるポイントです。
最後に、作業の各工程(施工前→下地処理→防水・塗装→完了)の写真を残しておくと、保証や点検の際に「どのように施工したか」を証拠として確認でき、安心につながります。
FAQ|外壁塗装と防水工事の同時施工に関するよくある質問

外壁塗装と防水工事を同時に行う際、お客様からは「どの順番で進めるのが正解か」「費用や保証はどうなるのか」といった質問を多くいただきます。
実際、同時施工には費用や工期の合理化だけでなく、保証や管理の一元化という長期的なメリットもあります。
ここでは、名古屋市で多くの建物を手がけてきた私・近藤が、現場で実際に寄せられる質問とその回答をわかりやすくまとめました。
これから検討される方は、ぜひ参考にしてください。
Q.先に外壁だけやるのはアリ?
防水工事で立上りや笠木まわりを触ると、せっかく仕上げた塗膜を傷めてしまうことがあります。雨仕舞を整える前に外壁を塗ってしまうと、保証の整合が取れず、再施工時に余計な手間が発生します。
Q.工期はどれくらい?
30坪規模の戸建てで約2〜3週間が標準です。天候や材料の乾燥期間によって前後しますが、無理に日程を詰めず、雨天予備日と硬化待ちを織り込んだ計画が品質を保つポイントです。
Q.費用はどれくらい抑えられますか?
足場を共有することで、平均して20〜40万円程度のコスト削減が見込めます。加えて、防水と塗装を同時に行うことで、搬入・人員・管理コストも重複しません。
結果として工事全体の約10〜15%のコスト最適化が可能です。
Q.同時工事で保証はどうなりますか?
株式会社近藤では、外壁塗装と防水を同時に行った場合、保証書も同時に発行しています。塗膜・防水層・シーリングの保証期間を統一することで、10年後の点検も1回で済み、管理負担を減らせます。
保証内の軽微な補修は無償で対応し、保証対象外でも迅速にサポートいたします。
Q.部分的な同時工事も可能ですか?
はい、可能です。たとえば「外壁とベランダ防水だけ」「屋根と外壁のセット」といった形での同時化も承っています。
建物全体を一度に触るのが理想ですが、劣化の進行度やご予算に応じて段階施工も柔軟にご提案します。
Q.施工中に居住していても大丈夫?
はい、ご在宅のままでも問題ありません。作業時間帯は朝8時〜夕方5時を基本とし、近隣への騒音・臭気・安全対策を徹底しています。
共用通路や駐車場を利用する集合住宅では、事前掲示・工程表の共有を行い、安心してお過ごしいただけるよう配慮しています。
外壁塗装と防水は「同時工事」で総額を最適化しましょう

外壁塗装と防水を同時に行う最大の価値は、足場一回・工程一括・保証一体化により、品質とコスト、そして将来の点検運用までをスムーズにできる点にあります。名古屋市のように気候ストレスが大きい地域では、まず雨仕舞を優先し、続けて外観と保護を仕上げる段取りが、手戻りと余計な再費用を防ぎます。
プロタイムズ名古屋南店/株式会社近藤、現地診断にもとづき、足場共用計画・工法別コスト比較・保証年数の整合を一体でご提示します。工程表は上→下の原則で、材料相性と天候リスクを見込んだ実行計画を作成し、全工程を写真で記録します。
ご相談は以下から承ります。お問い合わせフォーム、メール、電話、ショールーム来店のいずれでも対応可能です。同時工事でムダを削り、長持ちする最適解を一緒に設計しましょう。
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