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ベランダ防水の費用相場と工法別の見積もり例|無料診断で適正価格を見極める
2025年10月04日(土)

愛知県名古屋市南区にて、外壁・屋根塗装・防水工事を行っております、
の近藤です!
名古屋市でのベランダ防水は、同じ10㎡でも下地や立上りの形状、採用する工法によって費用が2倍近く変わることがあります。だからこそ、「どの工法を選ぶか」ではなく、「なぜその工法が最適なのか」を理解することが重要です。見積金額の差には必ず理由があり、その理由を把握しておくことで、長期的なメンテナンスコストを最小限に抑えることができます。
株式会社近藤では、現地診断を通じて排水ルートや下地の含水を丁寧に確認し、ウレタン・シート・FRPといった各工法の特性を踏まえた最適なプランをご提案しています。
今回のお役立ちコラムでは、㎡単価の仕組みや工法別のメリット・デメリット、さらに実際の見積事例をもとに、名古屋市でベランダ防水を行う際の「正しい判断基準」をわかりやすく解説します。現場のリアルな視点で、後悔しない工法選びをサポートいたします。
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費用相場と㎡単価の考え方

ベランダは、外壁と屋根の中間に位置するため、紫外線・雨水・温度差の影響を最も受けやすい部位です。見た目が小さな面積でも、立上りや役物、ドレンなど「細部の数」が多く、実際の手間は屋上よりも複雑になることがあります。そのため、単純な「平米単価×面積」では正確な見積金額を導くことができません。
まずは、費用の内訳構造を理解し、「どの部分にコストがかかっているか」を明確に把握することが大切です。これを知っておくだけで、相見積りの際に“根拠のある比較”ができるようになります。
㎡単価の中身を分解する
防水工事の見積書には、「材料費」だけでなく、「手間賃」や「付帯費」など複数の費用項目が組み合わさっています。
とくに見積りの“安さ”が目立つ業者では、この付帯工事(端末処理・改修ドレン・脱気筒など)が抜けている場合が多いです。実際の防水工事では、メイン作業よりも「下地補修・立上り処理・端末シール」といった地味な工程に時間がかかります。
したがって、単価だけで判断するのではなく、「数量×単価」がしっかり明記されているかを確認することが、失敗しない見積比較の第一歩です。
| 費用項目 | 内容 | 注意点 |
| 材料費 | 主材・プライマー・トップコートなど | 層数・塗布量で単価が変動。高耐候塗料は単価高め。 |
| 手間賃 | 養生・塗布・乾燥管理・清掃など | 立上りや細部が多いほど職人の稼働時間が増える。 |
| 付帯費 | 改修ドレン・脱気筒・端末処理・立上り補強 | 抜け落ちやすく、仕上がり耐久に直結する重要項目。 |
| 諸経費 | 搬入・廃材処理・交通費・管理費など | 「一式」表記に注意。項目を分けて確認するのが安全。 |
ポイント:安い見積もりの多くは「付帯項目を削っている」ケースです。
価格差の理由を聞いたときに明確な説明が返ってこない場合は、内容の抜けを疑うべきです。
面積・立上り・下地でどうコストが変動するか
同じ10㎡のベランダでも、形状・立上り高さ・下地の状態によって手間とコストは大きく異なります。たとえば、立上りが高い場合はローラーやヘラの塗布工程が増え、出隅・入隅が多いと養生時間と層厚調整の手間がかかります。
また、既存防水層に膨れや含水がある場合は、密着工法ではなく通気緩衝工法を採用するのが一般的です。通気マットや脱気筒を設置し、下地の水蒸気を逃がす構造にすることで膨れや剥離を防ぎますが、その分、材料費と人件費で2〜3万円程度の増加が生じます。
さらに、ベランダ防水では排水口(ドレン)やサッシ取り合いなど細部の納まりが難しく、ここを適切に処理しないと数年後に再漏水を招きます。
そのため、安さだけで選ばず、「下地補修+端末処理+脱気設計」まで含めて提案している業者を選ぶことが、長期的に見て最もコストを抑えるポイントです。
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工法別の特徴と適合性

名古屋市では、ウレタン防水・塩ビシート防水・FRP防水の3種類が主流です。それぞれの工法には得意分野があり、建物の構造・使用頻度・下地状態に応じて最適解が異なります。
ウレタン防水(密着/通気緩衝)
液状のウレタンを塗布するため、複雑な形状にも追従できる汎用性の高い工法です。密着工法は低コストで短工期ですが、下地に含水があると膨れのリスクが高まります。
一方で通気緩衝工法は、絶縁マットと脱気筒を併用して湿気を逃がす構造となり、安定した仕上がりが期待できます。
名古屋市の築20年以上の建物では、通気緩衝が採用されるケースが多く、10〜15年の長期保証も取得しやすい工法です。
塩ビシート防水
平場が広く、直線的なベランダに最適な工法です。機械固定や接着によって広い面を均一に仕上げられるため、施工スピードが早く、コストパフォーマンスにも優れています。
ただし、シート防水は端末や立上り処理の精度が寿命を左右します。特に名古屋市のように気温差が大きい地域では、伸縮や熱膨張に対応できるよう、溶着処理と鋼板固定を丁寧に行う必要があります。
FRP防水
FRP(繊維強化プラスチック)は、硬化後に非常に強度が高く、歩行や荷重に耐えられるのが特長です。特に人が頻繁に出入りするベランダに適しています。
ただし、100㎡規模など広い面積では臭気管理(スチレン臭)や硬化ムラのリスクがあり、施工難易度が高くなります。そのため、株式会社近藤ではFRPを局所補修や立上り・出入口付近の部分改修として採用するケースが多いです。ノンスチレンタイプの材料を使えば臭気対策にも対応できます。
実見積もり例と見積チェックポイント

見積を比較する際は、「安い」より「妥当」を基準にしましょう。金額だけでなく、工法の適性・付帯作業の範囲・保証条件を含めて総合的に判断することが重要です。
10㎡・2Fベランダの比較(参考)
| 工法 | 概算費用 | 備考 |
|---|---|---|
| ウレタン密着 | 約6〜9万円 | 低コストで短工期。下地状態に注意 |
| 通気緩衝 | 約9〜12万円 | 脱気筒・補修費込み。再現性が高い |
| FRP | 約12〜15万円 | 耐久性に優れるが、材料単価が高め |
改修ドレンや端末シール、諸経費を含めた「総額」で比較するのが正しい見方です。
㎡単価だけで判断せず、明細の透明性を確認しましょう。
見積の“落とし穴”
㎡単価のみでの比較は非常に危険です。立上りやドレン・脱気筒の数量、下地補修の有無、撤去の想定などが見積に含まれているか必ずチェックしてください。
また、保証年数や再塗周期の条件が曖昧な場合は、工事後のトラブルにつながる可能性があります。株式会社近藤では、工法別に保証内容とメンテナンス周期を明記した見積書をお渡ししています。
FAQ|ベランダ防水の費用相場と工法選びについてよくある質問
名古屋市内でベランダ防水を検討されるお客様からは、「費用の妥当性」や「どの工法が自社建物に合うのか」など、さまざまなご質問をいただきます。
ここでは、株式会社近藤が現場経験から特によく受ける5つの質問にお答えします。見積・工期・保証の理解を深めることで、安心して発注判断ができるはずです。
Q.2階で足場は必要ですか?
基本的には作業性と安全性で判断します。手すり越しの作業が難しい場合や、職人が安定して施工できない高さの場合は、簡易足場を組むほうが安全で確実です。外壁塗装と同時に行えば、足場を共有できるため費用面でも最も合理的です。
Q.トップコートだけで延命できますか?
表層の防水機能を保つ目的であれば、トップコートの再塗布は有効です。ただし、防水層そのものが劣化・膨れ・剥離している場合は、トップコートだけでは根本的な改善になりません。
定期点検で防水層の健全性を確認し、必要に応じて部分補修や再施工を検討しましょう。
Q.工法によって保証年数は違いますか?
はい、異なります。一般的な目安としては、ウレタン通気緩衝で10〜15年、塩ビシートで10〜15年(高耐久仕様で20年可)、FRPで8〜10年程度です。
株式会社近藤では、メーカー保証と自社保証を併用し、工法に応じた長期保証体制を整えています。
Q.ベランダの広さが小さくても依頼できますか?
もちろん可能です。むしろ狭い面積のほうが、立上りやサッシ周りのディテールが多く、施工技術の差が出やすい部分です。
小規模でも責任施工で対応し、必要に応じて近藤が現地確認のうえで最適な工法をご提案いたします。
Q.見積金額が業者ごとに違うのはなぜですか?
見積金額の差は、「工法の選定」「下地補修範囲」「保証年数」「付帯作業の有無」の4点によって生まれます。単価が安い業者は、下地補修や端末処理などを簡略化している場合が多いです。
株式会社近藤では、明細をすべて開示し、なぜその価格になるのかを丁寧にご説明しています。
ベランダ防水の費用比較・見積相談は近藤へ

ベランダ防水は、建物の防水性能を維持するうえで極めて重要なメンテナンスです。費用を判断する際は、㎡単価の安さだけでなく、工法・下地補修・保証内容の適正さを必ず確認することが大切です。
プロタイムズ名古屋南店/株式会社近藤では、現地診断をもとに「通気緩衝」「塩ビシート」「FRP」など複数工法の概算見積を並行提案し、お客様の建物に最も適した仕様を選定します。
また、法人様からのご依頼も多く、ビル・集合住宅・店舗など多様な構造に対応しています。工事の際は、周囲への配慮や安全管理、報告書の提出など、企業様が求める品質・管理基準にも準拠。
ベランダ防水に関するご相談は、以下の方法で承っております。
- お問い合わせフォームからのご相談
- メールでの資料請求・概算見積依頼
- お電話での技術的なご相談(担当者が直接対応)
- ショールーム来店による材料サンプル・施工写真の確認
株式会社近藤は、地域密着の専門業者として、名古屋市の気候・建物特性を踏まえた「費用・工期・保証のバランス最適化」をご提案いたします。
適正価格を知りたい方、まずはお気軽に無料診断をご利用ください。
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