屋根修理で火災保険は使える?申請条件とスムーズな適用の流れを解説
2025年05月21日(水)
愛知県名古屋市南区にて、外壁・屋根塗装・防水工事を行っております、
の近藤です!
💬「台風で屋根が壊れたけど、これって保険の対象になるのかな?」
💬「火災保険が使えるのって火事だけじゃないの?」
火災保険は火事だけでなく、自然災害による屋根の被害にも適用されるケースが多いのです。ですが、実際利用するとなると申請方法や適用範囲について疑問が残りますよね。「知らないからわからない」と懸念してしまいがちですが、火災保険を利用すれば修理費用をまかなうことも可能なのです。
費用をおさえられる可能性があるものだからこそ、まずは知ることから始めていきましょう。今回のお役立ちコラムでは、屋根修理に火災保険を使うための基本条件や申請の流れ、注意すべきポイントについてお話していきます。
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屋根修理に火災保険は使える?まず押さえておきたい3つの基本条件
火災保険は、台風・強風・大雪・雹(ひょう)・落雷など、自然災害による屋根の損傷に対しても補償される場合があります。
ただし、保険を利用するにはいくつかの条件を満たす必要があり、すべての屋根修理に適用されるわけではありません。
知っておくべき基本の3条件を把握していきましょう。
条件①:自然災害による突発的な被害であること
火災保険が補償するのは、突発的かつ予測できない災害による損害です。
具体的には以下のような被害があてはまります。
- 強風で屋根材が飛んだ
- 雹でスレートに穴が開いた
- 雪の重みで雨どいが歪んだ
一方で、経年劣化や日常的な摩耗による傷みは「自然損耗」と判断され、補償対象外となるため注意が必要です。
条件②:被害発生から原則3年以内に申請すること
火災保険には「請求には時効がある」というルールがあります。多くの保険会社では、被害をうけてから3年以内に申請をしなければ、補償をうけられない可能性があります。
「前に台風が来たときに屋根の一部がずれてたけど、放っていた…」という場合、すでに申請期限を過ぎているかもしれません。気づいた時点で早めに調査してもらうことが重要です。
条件③:契約中の保険に該当の補償が含まれていること
火災保険といっても、契約内容によってカバーされる範囲は異なります。
一般的に、次のような補償項目が含まれているか確認しましょう。
- 風災補償(台風や突風による被害)
- 雹(ひょう)災補償(雹による破損)
- 雪災補償(積雪や落雪による被害)
- 落雷補償(雷による破損)
これらがプランに含まれていれば、屋根の修理費用に保険が使える可能性があります。迷った場合は、加入時にもらった保険証券や、保険会社への問い合わせで確認するのが確実です。
実際にどんな修理が保険適用になっているの?
火災保険を使って屋根を修理する場合、どんな被害なら対象になるのか?というのが一番気になるところですよね。保険の対象になるかどうかは、被害の内容と申請時の証明資料にかかっているといっても過言ではありません。
実際によくある屋根修理の保険適用例と、申請が通るためのポイントについてお話していきます。
スレート屋根の一部が飛散
屋根材の一部が飛ばされた場合には、スレートの部分交換と下地補修工事が必要になります。これは、強風や突風などで屋根材がめくれたり破損したりしたケースです。
周囲の状態によっては、損傷箇所だけの交換で済むこともあります。
棟板金(むねばんきん)の浮き・飛散
屋根の頂点にある金属のカバー部分(板金)は、台風で飛ばされやすい箇所のひとつです。この場合には棟板金の再固定もしくは交換工事をおこなったり、被害が大きいと下地の木材ごと交換が必要になります。
雨樋が雪の重みで外れた・歪んだ
この場合には、雨樋の取り替え工事・支え金具の再設置をおこないます。大雪や落雪による被害は「雪災」として認められることがあります。とくに、軒樋が変形してしまっているケースは要チェックです。
雹(ひょう)で屋根に無数の凹みができた
近年では、雹が降ったというニュースを耳にすることも増えましたよね。屋根に凹みができてしまった場合には、金属屋根の部分張り替えもしくはカバー工法をおこなうことになります。
「凹んだくらいたいしたことないよ」と思うかもしれませんが、雹が金属系の屋根を直撃すると、目には見えにくい細かい凹みや亀裂が発生します。それが水の侵入経路になって雨漏りを引きおこすことがあるのです。
落雷で屋根の一部に焦げ跡や割れが発生
線状降水帯による豪雨では、強力な雷をともなうこともあります。落雷で屋根に影響があった場合には、破損箇所の撤去と補修工事が必要です。
これは稀なケースといえますが、落雷による物理的な破損や、感電による火災なども保険対象になることがあります。
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申請から工事完了までの流れ|スムーズに進めるためのポイント
「保険が使えるかもしれない」と思っても、申請方法がわからなければ動きだしづらいですよね。スムーズな利用を叶えるために、基本的な流れとポイントをお話していきます。
①被害状況の確認と写真撮影
まず最初にするべきは、被害箇所の確認と記録です。屋根の上や外壁に損傷が見つかったら、なるべく早めに写真で残しておくことが大切です。
以下のポイントを確認しておきましょう。
- 全体写真・近接写真・角度を変えた複数枚を撮影する
- できれば被害に気づいた日を含め、時系列での記録を残す
- 応急処置をする前に、修理前のありのままを撮っておく
被害の内容が自然災害によるものであることを示すためには、こうした証拠の積み重ねがとても重要になります。
②専門業者による現地調査・必要書類の作成
火災保険の申請には、専門家による被害診断とそれに基づいた報告書・見積書の提出が必要です。ここで信頼できる業者に相談することで、申請成功率もグッと高まりますよ。
業者が作成してくれるおもな書類は以下のようなものがあります。
- 被害箇所の写真(全体・拡大・複数アングル)
→ とくに「被害前の状態がわかる写真」があれば効果大です。
→ 雨漏りなどの場合は、室内側の様子も忘れずに記録しましょう。
- 屋根診断報告書(業者が作成)
→ どの部分にどんな損傷があり、どのような原因が考えられるかを記載します。
→ 「自然災害が原因」と明記されていると、保険会社の判断材料として非常に有効です。
- 修理見積書
→ 工事内容・範囲・費用を明記します。保険会社が補償金額を決める材料になります。
- 罹災証明書(必要に応じて)
→ 台風や大雪などの災害発生時に自治体が発行してくれる書類で、状況を裏づける資料として有効です。
③保険会社への申請手続き
書類がそろったら、保険会社や代理店に連絡して必要な書類を提出して申請します。
場合によっては、保険会社が派遣する“鑑定人”が現地を確認することもあります。このとき、業者と相談しながら一緒に立ち会うことができると、状況説明がスムーズです。
④審査・給付決定後に工事スタート!
審査が無事に通ると、保険金の給付が決定します。給付のタイミングは保険会社によって異なり、工事前に一部支払い(仮払い)もしくは工事完了後に全額支払いなど、契約内容に応じた流れになります。
保険金の給付後に業者と日程を調整し、正式に修理工事が始まるのです。
火災保険を使うときの注意点!こんな場合は適用外かも?
火災保険はとても頼れる制度ですが、すべての屋根修理に使えるわけではありません。「申請したのに対象外だった…」というケースも実際に多く見られます。
申請時によくある「適用されないパターン」とその理由を把握しておきましょう。知っておくことで無駄な手間や誤解を防ぐことができますよ。
経年劣化やメンテナンス不足による傷みはNG
最も多い適用外の理由です。火災保険は、突発的な自然災害による損害のみを補償します。時間とともに進行する劣化や手入れ不足による腐食などは対象外と判断されます。
- 築20年以上のスレート屋根に出てきたひび割れ
- 塗膜の色あせやコケの発生
- 長年放置された雨樋のサビ・穴あき
これらは自然災害ではなく経年によるものと見なされるため、保険の対象にはなりません。
自分で壊してしまったものは対象外
DIYやセルフ点検の際に、屋根材を割ってしまったり道具を落としたりして破損、という人為的なミスでの損傷は基本的に補償されません。
たとえ善意で補修を試みた結果であっても、作業中の事故や破損は自己責任扱いになるのです。屋根に登って確認する前に、専門業者に相談したほうが安心です。
被害から時間が経ちすぎている場合も注意!
火災保険には「損害発生から原則3年以内に申請する」という期限があります。それを過ぎると、たとえ自然災害が原因でも補償をうけられない可能性があります。
発生日時が曖昧な状態だと、損害か証明できないとして却下されることもあるのです。気づいた時点で早めに記録して相談しましょう。
火災保険の活用で屋根修理費用を軽減!ご相談は「株式会社近藤」まで
台風や雹(ひょう)、大雪などの自然災害による屋根被害にお困りの方へ――火災保険をうまく活用すれば、修理費用の大部分を補償でカバーできる可能性があります。
とはいえ、すべてのケースが対象となるわけではなく、「自然災害による被害であること」「契約内容に該当する補償が含まれていること」「申請期限内であること」など、いくつかの条件を満たす必要があります。さらに、申請の際には写真や診断書、見積書などの提出も必要です。
「自分のケースは対象になるのか?」「申請方法がわからない…」とお悩みでしたら、まずは実績豊富な株式会社近藤にご相談ください。保険申請に必要な調査や書類作成もサポートし、スムーズな修理・保険活用をお手伝いします。フォームからのお問い合わせ、メール、電話、またはショールームへのご来店など、どの方法でもご相談いただけます。お気軽にお声がけください!
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