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ガルバリウム外壁の劣化をそのまま放置するとどうなる?リスクと対策
2024年12月07日(土)
愛知県名古屋市南区にて、外壁・屋根塗装・防水工事を行っております、
の近藤です!
ガルバリウム外壁は、ガルバリウム鋼板という金属素材を使っており広く採用されています。耐久性も高く、軽量が評価されているからです。ただし、ガルバリウム鋼板をすでに採用されている方や検討中の方まで、知っておきたい特徴があります。
それはガルバリウム鋼板の弱点であり劣化についてです。ガルバリウム鋼板に限らず、外壁が劣化するのはしかたありません。ただ、適切に対処しないと雨漏りのような大きなトラブルに発展するのです。
ガルバリウム鋼板の外壁が劣化しているとどうなるのか?そこで今回のお役立ちコラムでは、ガルバリウム外壁の劣化や放置する危険性をくわしくお話しします。
ガルバリウム鋼板とは?屋根材や外壁材で採用されている金属素材
ガルバリウム鋼板は、1972年にアメリカで開発されました。以降、屋根材や外壁材に広く採用されています。
ガルバリウム鋼板が登場する以前、同様の金属素材として、トタンが広く採用されていました。金属鋼板を亜鉛でメッキしている金属素材です。ガルバリウム鋼板は、そのトタンの進化版ともいえます。
金属鋼板をアルミニウムや、亜鉛やシリコンでメッキしているのが特徴です。トタンの進化版ともいえる金属素材ですから、さまざまな面で高い性能を誇ります。
たとえば約25年〜35年という耐用年数の長さ、金属なのにサビにくく、軽量のため耐震性も高いのです。その他の屋根材や外壁材と比較しても負けない、多くのメリットがあるといえます。
そのガルバリウム鋼板ですが、他の屋根材や外壁材と同様に劣化するのは変わりません。では、どのような劣化症状が現れるのか以下でくわしくお話しします。
ガルバリウム外壁の劣化症状!このサインが出たら要注意
ガルバリウム外壁の代表的な劣化症状は以下の通りです。とくにサビは、最初小さな範囲だとしても放置すればすぐに広がります。
サビ
金属は酸素や硫黄と結びついた化合物のことです。その化合物から酸素や硫黄を除去すると、金属単体となります。ただ、状態として安定しているのは酸素や硫黄と結びついている状態です。そのため、単体の金属は元に戻ろうとします。その元に戻ろうとする過程の中にサビがあるのです。
金属と水と酸素が3つ揃うと、サビが発生します。鉄に発生するサビとしてよく知られているのは赤茶色の赤サビです。日常でも赤茶色に侵食された赤サビを見かけることは多いでしょう。
ただ、ガルバリウム鋼板に発生するのは、赤サビばかりではありません。その他、白サビも発生します。この白サビは亜鉛の酸化で発生し、白いチョークのような粉が出てくるのです。とくに赤サビは美観の問題だけでなく、侵食された部分がもろくなります。まさに金属の腐食であり、放置すればひび割れや穴が空くのです。雨が降れば雨漏りにつながるため早めの対処が求められます。
チョーキング現象
劣化した外壁材の多くに、チョーキング現象が現れます。ガルバリウム外壁にも同様にチョーキング現象が現れるのです。
チョーキング現象では、触れると指先にチョークのような白い粉が付着します。白サビと混同しそうですが、外壁塗装の顔料が分離し、出現しているのです
チョーキング現象は塗料で形成された保護膜である塗膜が、紫外線の影響で劣化した結果といえます。ガルバリウム鋼板に水をかけて、流れた水をチェックしてみてください。足元が白くなったら、チョーキング現象の可能性があります。
色あせ
色あせもガルバリウム鋼板でよく見られる劣化症状です。紫外線や雨により、色を担っている顔料が劣化すると色あせます。以前より住まいの色が薄くなっていると感じられたら、色あせが発生している可能性は高いのです。
色あせ自体は劣化症状の初期段階といえます。ただ、本格的な劣化の入口を通り過ぎていると考えたほうがいいでしょう。放置すれば劣化は進んでサビやひび割れにつながります。
ガルバリウム外壁にも弱点はある
ガルバリウム鋼板は、周囲の環境に大きな影響を受けます。まず、金属は塩害に弱いです。そのため海の近くにある住まいでは、ガルバリウム外壁は向いていません。海岸に近ければその分、影響を強く受けます。
ただし、ガルバリウム鋼板を改良し、塩害に強いものもあるのは救いです。外壁をガルバリウム鋼板にしようとしている方は、1つの選択肢として考えておいてもいいでしょう。
また、凹みやすくキズにも弱いのが特徴です。ガルバリウム鋼板は薄いため、小さなキズでもサビの発生リスクは高まります。さらに、もらいサビにも注意が必要です。
たとえば雨どいの金属部品がサビていると、雨が降った際、一緒に流れることがあります。そのサビがガルバリウム鋼板に触れると移るのです。もらいサビの場合、ガルバリウム鋼板に問題がなくてもサビてしまいます。
ガルバリウム外壁が劣化すると雨漏りにつながる
どのような外壁材でも劣化して行き着くトラブルは、雨漏りです。住まいにとって雨漏りは最大級のトラブルといえます。
ガルバリウム鋼板の場合、雨漏りが発生する大きな原因はサビです。外壁は金属製だとしても、内部には木材も多く使われています。住まいを支えている木材が雨水に濡れると、耐久性は失われるでしょう。また、電気設備が雨水で濡れると漏電によるショートが発生し、火花が散ってホコリに燃え移れば火災です。電化製品が濡れると使い物になりません。
さらに資産価値も大きく損なわれることになります。外壁がサビだらけで、一度でも雨漏りが発生すれば資産価値は大きく低下するのです。
新築で建てた場合、当初検討していた売却価格より遥かに下の価格設定でも、購入希望者は現れない可能性があります。さらにサビが広がった状態の外壁だと、全面でサビ取り作業をするのは現実的とはいえません。外壁の張り直しとなると、高い修繕費用が発生します。そのような雨漏りにつなげないためにも、日常的なメンテナンスが必要です。
ガルバリウム外壁を長持ちさせるには日常的なメンテナンス
ガルバリウム外壁は、日常的なメンテナンスが必要です。家主ができるのは日常的な清掃があげられます。
ガルバリウム外壁にも汚れは付着するからです。美観の問題に限らず、雨が降ると雨水は汚れによって長く留まることになります。雨水でガルバリウム鋼板表面がサビると問題です。そのため日常的に家主も水で洗浄して、清潔な状態を保たなければなりません。
キズがつかないように、柔らかい布やスポンジで軽くこすり、ホースで洗い流します。落ちにくい汚れは、専用洗剤や食器用の中性洗剤を使用するといいでしょう。スチーム洗浄や高圧洗浄機を使用するのは控えたほうが無難です。
ガルバリウム鋼板の耐久性は高いのですが、高圧洗浄機の使い方や水の当て方を間違えると表面にキズがつきます。そのキズがサビにつながるため要注意です。
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基本的にはガルバリウム鋼板を熟知したプロにメンテナンスを任せるのが吉
日常的に家主がメンテナンスをするとしても限界はあります。また、色あせやチョーキング現象が発生すれば、外壁塗装が必要です。基本的に一般の方が外壁塗装をするのはむずかしいでしょう。自力で行えたとしても、下地処理が十分ではない、塗りムラが発生すれば中途半端な施工になります。
また、2階建ての場合、高所の外壁塗装は安全性という面からも、一般の方が行うのは危険です。職人でも滑落事故で命を落とすことがあります。足場を組み立てなければならず、一般の方がそこまで行うのは困難でしょう。そのため外壁塗装専門業者に定期メンテナンスを依頼したほうが確実です
参照:厚生労働省 二階建て家屋の屋根の塗装作業において、屋根上で滑り墜落
プロタイムズ名古屋南店株式会社近藤にガルバリウム外壁をお任せください
ガルバリウム外壁のメンテナンスはプロタイムズ名古屋南店/株式会社近藤にご相談いただければ力になります。外壁塗装・屋根塗装・リフォーム工事まで多くの施工実績があるからです。
ガルバリウム鋼板は屋根や外壁に多く採用されている素材ですが、自力での外壁塗装は、現実的ではありません。また、ガルバリウム外壁を検討中の方は、環境のことまで考えて選ばないと後悔することになります。
近藤ではガルバリウム鋼板について熟知していますので、お気軽にご相談ください。適切なタイミングのメンテナンス計画を立てられます。ガルバリウム外壁に関しては、近藤のホームページのお問い合わせフォームでご相談ください。電話でもご相談いただけますし、参加無料のイベントでの相談会も開催しております。
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