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外壁の色選びのポイント!汚れに強く劣化しにくい色とは?
2024年12月04日(水)
愛知県名古屋市南区にて、外壁・屋根塗装・防水工事を行っております、
の近藤です!
住まいの外壁の色選びは慎重さが求められます。たとえば色選びで失敗すると、劣化による色あせや汚れで美観を損なうのです。
外壁は住まいの耐久性にも大きく影響します。劣化するとひび割れも入って、雨水が侵入して雨漏りにつながります。雨漏りは住まいの寿命を極端に低下させる大トラブルです。だからこそ外壁に関することは、色選びからでも高い意識が求められます。
ただ、汚れにくく劣化もしにくい色と聞かれても、即答するのはなかなかむずかしいかもしれません。そこで今回のお役立ちコラムでは、劣化しにくい色選びというテーマで、くわしくお話しします。なぜ色選びが重要なのかもあわせてお話ししますので、ぜひチェックしてみてください!
外壁の色選びが重要な理由とは?好きな色だけで選ぶと失敗する
外壁に対し家主が求めるのはまず美観でしょう。家主やその家族とともに、第三者は住まいを見てデザイン性の高さを評価するものです。明るく華やかなカラーリングなら、開放的な印象を持たれます。逆にシックで落ち着いているなら高級感や重厚感があるのです。
自分の住まいが第三者から「センスがいいね」と評価されると誇らしくなります。友人や知人を招きたくなる住まいになるものです。ただし、自分好みの色や形というデザインだけ重視するのはよくありません。劣化という観点からも色選びは重要です。
色あせは劣化の初期段階
住まいは外壁塗装で色付けしています。その色を担っているのは、塗料の成分の1つである顔料です。顔料は粉末状であり、絵の具やインクにも使われています。
その顔料も半永久的に新品と同じ状態を保てるわけではありません。外壁の劣化の1つに、色あせがあります。色あせは外壁の劣化症状の初期段階です。新しく外壁塗装をしたタイミングだと、全体的に輝いているように見えます。
ただ、年月が経過すると外壁の色が徐々に薄くなってしまい、いかにも古ぼけた感じになるのです。また、色あせが発生していることは、外壁塗装による防水機能が低下しはじめていると考えたほうがいいでしょう。
色あせが発生する理由とメカニズム
色あせを発生させる要因は、太陽光の紫外線です。また、酸性雨の影響によっても発生します。外壁の劣化である色あせはなぜ発生するのか?まずはそのメカニズムについてお話しします。
ラジカルや化学変化による劣化
塗料の顔料には白色顔料が使われています。その白色顔料とは酸化チタンのことです。酸化チタンに紫外線が当たると、ラジカルという劣化エネルギーが発生します。
ラジカルは樹脂や顔料を劣化させるエネルギーです。ラジカルは不安定なエネルギーで安定な状態を求めます。
外壁塗装は樹脂、顔料、添加剤で構成する保護膜、塗膜を作るのが目的です。紫外線の影響によって、酸化チタンからラジカルが発生したとします。つまり塗膜の内部で、劣化エネルギーが発生するわけです。ラジカルは樹脂や顔料を壊してしまうため塗膜が劣化します。そのため色あせが発生するわけです。
また、化学変化でも、色あせは発生します。たとえば物質と酸素による化学変化で酸化が発生します。金属類が錆びるのも酸化が理由です。顔料にも酸化が発生することで、色あせが発生します。
色あせは再塗装が必要
色あせが発生した場合、自然に色味が戻ることはありません。劣化した色を蘇らせるには、再塗装しかないのです。一般的に新築や再塗装をしているなら、10年経過すると色あせが発生していることは多々あります。
塗料によっては、耐用年数が15年以上のハイグレード塗料もあるのです。ただ、一般的に採用されることが多いシリコン塗料は、長くて10年の耐用年数があります。そのため、新築や再塗装をした場合、10年を目安に色あせをはじめとした劣化症状が出ていないか、意識してチェックしてみてください。
劣化しにくい塗料はある?
結論からいうと、色あせをはじめとして、劣化しにくい色の塗料はあります。色あせ対策という点を重視した場合、クリーム系の落ち着いた色味は色あせしにくいのです。逆に、赤や青のように、原色に近い鮮明な色は色あせしやすい特徴があります。原色は鮮明な分、色あせが起きるとより目立ちやすいからです。
汚れにくさもあわせて重視
色あせ以外にも、汚れにくさも考えなければなりません。色あせがしにくい色も、汚れが目立ちやすいものだと美観を損なうからです。
外壁を汚す原因は多岐にわたります。たとえば、大気汚染による汚れです。とくに交通量の多い幹線道路沿いや工場が近くにあるなら、排気ガスの影響は避けられません。モルタルのように外壁に凹凸があると、そこに汚れが溜まりやすいのです。
その他にも、近くに川や池の他、森林がある住まいも汚れやすい傾向にあります。理由はコケや藻やカビの発生です。森林から飛んできますし、さらに日当たりが悪く湿度も高いと、コケや藻やカビにとって好環境になります。近くに川や池がなくても、日当たりの悪い北側の外壁をチェックしてみてください。
また、雨だれ汚れにも注意しなければなりません。外壁に付着した汚れも、雨水で流れることも多々あるのです。ただ、外壁に残ってしまうガンコな汚れもあります。そのような汚れが外壁に黒い筋となって残るのです。それが雨だれ汚れで、長期間放置するとますますガンコな汚れになります。
そのような汚れが目立つ色もあるのです。色あせがしにくくても、汚れ放題の印象を受けるような外壁色だと意味がありません。たとえばホワイト系は色あせしにくいのですが、汚れが目立つ色として知られています。
汚れにくいのはベージュやグレー系統の色が代表的です。ただし、ベージュも明るすぎると安っぽくなり、暗すぎると重たさを感じてしまいます。グレー系は暗い、単調というデメリットがあるのです。どのような色も一長一短のため、色選びは慎重にしなければなりません。
外壁で劣化しにくい色選びをする際のポイント
基本的に色選びは自分の好みや見た目やトレンドだけ重視すると、失敗する可能性が高いのです。
外壁塗装選びでは、信頼できる外壁塗装専門業者とよく相談するといいでしょう。外壁塗装専門業者と話し合いをする際に押さえておきたいポイントをお話しします。
家族全員の意見をまとめておく
外壁塗装専門業者と話をする前に、家族の意見をまとめておくことが重要です。その際は、劣化しにくさや汚れにくさについても事前に伝えておいたほうがいいでしょう。
家族みんなの希望や不安な点を、外壁塗装専門業者の担当者と共有しておくのです。
予算の上限を決定しておく
外壁塗装は種類や色や品質でも価格が変わってきます。また、耐久性の点も意識しておきましょう。
劣化しにくい、汚れにくい色味の塗料を使用しても、耐久性が短くてすぐに外壁塗装が必要になる塗料だとコスト面で問題です。最初に予算を決めて、担当者と情報収集をしておくと打ち合わせもスムーズに進みます。
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希望は具体的に伝えるのがポイント
劣化しにくい、色あせしにくい色にしたいという希望を伝えましょう。同時に、具体的な希望を伝えることが重要です。そのためには、希望する色を明確に決めておいて写真や色見本を用意しておくといいでしょう。
色見本の注意点
色見本は基本的に面積が大きなもので色味をチェックするのがポイントです。面積効果という現象があり、面積の大小で見え方が変わってきます。
たとえば大きな面積のほうが明るい色は彩度が高くなるのです。逆に暗い色だと余計に明度が低く感じられます。小さい色見本で見ると、明るい色、暗い色ともにイメージとその特徴が強く出てしまうのです。
また、大きいサイズの色見本を前提として、屋外でも確認してみてください。艶ありと艶なしでも印象も変わるため、その点も踏まえて慎重に選ぶことが重要です。
プロタイムズ名古屋南店/株式会社近藤が色選びをサポートします
プロタイムズ名古屋南店/株式会社近藤では色選びに悩んでいる施主様を、きちんとサポートできます。外壁塗装は一度行ってしまうと、次に塗り替えるまで変更ができないものです。
また、外壁塗装をしても劣化しやすい色だとすぐに色あせが出てしまいます。同時に汚れが目立つような色合いだと、美観を損なうのです。
プロタイムズ名古屋南店近藤は、年間150件以上の施工実績に基づいて幅広い観点から色選びをサポートできます。近藤へのご相談はホームページの問い合わせフォームをご利用ください。その他、電話やメールでも受け付けております。
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